ワイヤー矯正中にダメな食べ物と飲み物とは?影響が出にくい食べ物も解説
▼目次
ワイヤー矯正は、歯並びの改善を目的として広く行われている治療法ですが、装置を装着している間は食事に気をつける必要があります。特に、食べ物や飲み物の選び方によっては、装置の破損やむし歯のリスクを高めてしまうことがあります。矯正を順調に進めるためには、避けたほうがよい食品や、注意して摂るべき飲み物を知っておくことが大切です。今回は、ワイヤー矯正中に控えたい食べ物や飲み物、逆に影響が出にくい食べ物や飲み物について、名古屋市千種区吹上の歯医者「余語歯科 矯正歯科」が解説します。
1. ワイヤー矯正中にダメな食べ物
ワイヤー矯正中は、装置が歯に固定されているため、ブラケット(歯に直接接着される小さな金属の装置)やワイヤーが外れることもあります。ここでは特に避けたい食べ物を紹介します。
①硬い食べ物
ナッツ類・氷・フランスパンなどの硬い食品は、ブラケットが外れる原因になります。噛む力が強くかかるため、装置や歯に負担がかかります。
②粘着性のある食べ物
キャラメルやガム、餅などは、ワイヤーや装置のすき間に入り込みやすく、取り除きにくい特徴があります。結果として、装置の破損や清掃不良を招きやすくなります。
③繊維質の多い食べ物
ごぼうやセロリなどの繊維質の多い野菜は、装置に絡まりやすく、ブラッシングがしにくくなります。
④粒状の食べ物
ポップコーンやナッツ類、コーンなどの小さい粒は、装置の間に入りやすく除去が難しいため注意が必要です。特にポップコーンの薄皮はワイヤーに引っかかりやすく、口内の違和感の原因になります。
⑤砂糖を多く含むお菓子
チョコレートやキャンディーなどの砂糖を多く含むお菓子は、むし歯菌の栄養源となりやすく、矯正中のむし歯リスクを高める原因となることがあります。
矯正中は、装置を長持ちさせるためにも「硬い・粘る・詰まりやすい」食べ物を避ける意識が大切です。
2. ワイヤー矯正中にダメな飲み物
飲み物も、装置や歯の健康に影響を与える場合があります。酸や糖分を含むものは、歯の表面を弱めたり、むし歯を引き起こしたりする要因となります。
①炭酸飲料
コーラやサイダーなどの炭酸飲料は酸性が強く、歯の表面のエナメル質を溶かしやすい特徴があります。長時間口に含んだままにするのは避けましょう。
②砂糖を多く含む飲料
スポーツドリンクやジュース、甘いコーヒーなどは糖分が多く、むし歯のリスクを高める可能性があります。水やお茶のような飲み物が推奨されます。
③着色の強い飲み物
紅茶・コーヒー・赤ワインなどは、装置や歯に着色を残しやすく、見た目にも影響します。どうしても飲む場合は、飲んだ後に水で口をゆすぎましょう。
④アルコール類
アルコールは口腔内を乾燥させ、唾液による自浄作用を弱めます。特にワインやリキュール系は酸や糖分を多く含むため注意が必要です。
⑤酸味の強い飲み物
レモン水や果汁飲料などは酸性度が高く、長期間摂取を続けると歯の表面を弱める可能性があります。ストローを使うなど、歯に直接触れにくくする工夫をしましょう。
ワイヤー矯正中は、歯や装置を守るために「酸・糖・着色」に配慮した飲み物選びを心がけましょう。
3. ワイヤー矯正中でも影響の出にくい食べ物・飲み物
ワイヤー矯正中でも、食べ方や調理方法を工夫することで、食事への負担を軽減することができます。ここでは、装置への影響が少ない食べ物と飲み物を紹介します。
①やわらかく調理された食べ物
煮物やスープ、うどんなどのやわらかい料理は、歯や装置に負担をかけにくいです。装置装着直後など、痛みが特に強い時期は食材は小さく切り、噛む力が少なくても食べられるようにするとよいでしょう。
②細かく刻んだ野菜や果物
生野菜や硬めの果物は、そのままだと装置に引っかかりやすいため、細かく切るのがポイントです。
③タンパク質を多く含む食品
豆腐や卵、魚などは、矯正中の食事に適しています。やわらかく栄養価も高いため、治療中の栄養補給として取り入れやすい食品です。
④装置に残りにくい炭水化物
おかゆやリゾット、やわらかいパンなどは、噛みやすく装置に残りにくいのが特徴です。ただし、パンくずが残る場合はしっかり歯みがきを行いましょう。
⑤刺激の少ない飲み物
水や麦茶、白湯などは装置や歯に刺激が少なく、口の中を清潔に保ちやすい飲み物です。水分をこまめにとることで唾液の分泌も促され、むし歯予防に役立つとされています。
矯正中の食事は制限があるように感じるかもしれませんが、少しの工夫で無理なく過ごすことができます。食後のケアを忘れず、清潔な状態を保つことが大切です。
4. 名古屋市千種区吹上の歯医者「余語歯科 矯正歯科」の矯正歯科治療
名古屋市千種区吹上の歯医者「余語歯科 矯正歯科」では、子どもから大人まで幅広い世代に対応した矯正歯科治療を行っています。
矯正無料相談を実施しており、歯並びや噛み合わせに関するお悩みを気軽にご相談いただけます。
「本当に必要な矯正を誠実に」をコンセプトとして、治療中の負担を軽減しながら理想的な歯並びを目指す「フルパッシブ矯正」と、お子さんの成長段階に合わせた「小児矯正」に力を入れています。
《フルパッシブ矯正のポイント1》歯への負担を抑えた矯正システム
ワイヤーとブラケットの摩擦を極力減らす構造で、歯にかかる力がやさしく、痛みや違和感の軽減が期待できます。
《フルパッシブ矯正のポイント2》効率的な歯の移動
摩擦が少ないため、計画通りに歯を動かしやすく、治療期間の短縮や来院回数の減少につながる可能性があります。
《フルパッシブ矯正のポイント3》清掃性と快適性の向上
装置の構造上、食べかすや汚れが溜まりにくく、日常のお手入れもしやすいです。
《小児矯正のポイント1》適切な時期の見極めとアドバイス
3歳児検診や日常の中で歯並び・顎の成長に不安を感じたら、ご相談可能。適切な治療開始時期を丁寧にご案内します。
《小児矯正のポイント2》準備矯正(Ⅰ期治療)で顎の成長を活用
小学校低学年頃に行う治療で、顎の大きさや位置を整え、永久歯がきれいに並ぶためのスペースを確保します。本格矯正が必要になった場合に、可能な限りシンプルに矯正が行えるように適切な準備を行います。
《小児矯正のポイント3》本格矯正(Ⅱ期治療)で一生涯歯に困らない噛み合わせへ
永久歯が揃ったタイミングで、最終的な歯並びと噛み合わせを見定めます。治療が必要な患者さんにはⅠ期治療だけで終えるのではなく、適切な本格矯正を行いゴールまで寄り添う治療方針です。
余語歯科 矯正歯科は、患者さん一人ひとりの成長やライフステージに合わせたオーダーメイドの矯正治療を提供しています。 「できるだけ負担を減らし、効率的に、そしてきれいな歯並びと噛み合わせを長く保つ」ための工夫が詰まっています。 矯正治療を検討している方は、まずは無料相談でお口の状態をチェックし、最適な治療プランをご提案します。
▼矯正歯科治療の詳細はこちら
https://www.yogo-dc.com/adult/
まとめ
ワイヤー矯正中は、装置を守りながら健康な歯を維持するために、食べ物や飲み物の選び方に気をつけることが大切です。硬い・粘る・酸性・糖分の多いものは控え、やわらかく栄養バランスの取れた食事を意識しましょう。治療中の食事管理を心がけることで、装置の破損やむし歯を防ぎ、治療の進行に良い影響を与えることが期待されます。
ワイヤー矯正中の食事やケアについて不安がある方は、名古屋市千種区吹上の歯医者「余語歯科 矯正歯科」までご相談ください。
監修 余語歯科 矯正歯科 院長 余語良章
2001年 千種小学校 卒
2004年 今池中学校 卒
2007年 東海高等学校 卒
2013年 東京医科歯科大学歯学部 卒
2014年 愛知学院大学歯学部附属病院研修医 修了
2014年 東京医科歯科大学部分床義歯補綴学分野 入局
2014年 高円寺オズ歯科室 勤務 補綴、歯周病を中心に一般歯科全般を学ぶ
2016年 クローヴァ歯科クリニック 勤務 小児歯科認定専門医のもと小児治療を学ぶ
2017年 アップル歯列矯正歯科 勤務 舌側矯正認定医のもと舌側矯正を中心に矯正を学ぶ
2019年 田村矯正歯科 常勤 矯正器具開発なども行う臨床指導医のもと矯正について詳細に学ぶ
2022年1月 余語歯科 勤務
2023年11月 余語歯科 矯正歯科 移転開業、院長就任