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ワイヤー矯正は何年かかる?大人と子供の違いや治療期間の目安を解説

▼目次

歯並びの改善を目指してワイヤー矯正を検討する際、多くの方が気になるのが「治療には何年かかるのか?」という点ではないでしょうか。ワイヤー矯正は、歯を理想的な位置に動かす「治療期間」と、その位置を維持する「保定期間」の2段階に分かれています。個人差はありますが、治療期間は一般的に1~3年程度、その後に保定期間が1~2年ほどかかることが多いとされています。また、大人と子どもでは、顎の成長や歯の動き方に違いがあるため、使用される装置や治療計画が異なることがあります。今回は、ワイヤー矯正の治療期間の目安や、年齢による違いについて解説します。

 

1. ワイヤー矯正の治療期間はどのくらい?一般的な目安

ワイヤー矯正は、金属またはセラミック製のブラケットとワイヤーを使って歯を徐々に動かす治療法です。ここでは、歯並びの状態に応じた治療期間の目安をご紹介します。

 

①軽度の不正咬合の場合

前歯のわずかなすき間や軽度のデコボコなどの場合、比較的短い治療期間で終了するケースもあり、一般的には1年〜1年半程度とされています。ただし、歯並びの状態や歯の動きやすさには個人差があるため、実際の治療期間は前後することがあります。

 

②中等度の不正咬合の場合

前歯の突出や奥歯の噛み合わせのズレなど、歯列全体に影響があり、全体的な歯の移動や抜歯の検討が必要なケースでは、1年半〜2年半程度かかることもあります。

 

③重度の不正咬合や骨格的なズレを伴う場合

顎のズレが著しい場合や埋伏している歯があるようなケースでは、2年〜3年以上かかる場合もあります。必要に応じて、外科的な処置が併用されることもあります。

 

④保定期間も必要

矯正治療が終了した後は、整えた歯並びを安定させるための保定期間が設けられます。リテーナーという保定装置を2〜3年程度使用することが多いですが、期間は個人によって異なります。

 
 

ワイヤー矯正は、見た目の改善だけでなく、噛み合わせなどの機能面の向上も目的としています。そのため、十分な時間をかけて治療に取り組むことが大切です。
 当院で採用しているフルパッシブ矯正法は一般的な結紮線で結ぶ従来からある矯正法と比較し、ワイヤーとブラケットの摩擦が抑えられることによりスムーズに歯が動くため、治療期間が約半年ほど短くなります。

 

2. 大人と子どもで矯正期間が違う理由

矯正治療の期間は、患者さんの年齢によっても異なります。子どもと大人では、歯や顎の成長の状態や治療の進め方に違いがあるため、治療にかかる年数に差が出ることがあります。

 

①骨の柔軟性の違い

子どもの顎の骨はまだ成長段階にあり柔らかいため、歯が動きやすく治療が進みやすいとされています。一方、大人の骨はすでに成熟しているため、歯を動かす際にはより慎重なアプローチが必要になります。そのため、大人では治療期間が比較的長くなる場合もあります。

 

②成長を活用した治療が可能かどうか

子どもの場合、顎の成長を利用した「咬合誘導」と呼ばれる矯正が可能です。これは骨の発育を利用して歯並びを整える方法で、症状に応じた治療法の選択肢が広がります。一方、大人では成長が終わっているため、歯の移動に限定された治療が中心となります。

 

③生活習慣による影響

大人は仕事や生活の都合で通院間隔が空いてしまったり、子供は装置の管理が不十分になったりすることがあります。治療の協力度合は治療の進行に大きく影響します。

 

④症状の重さや放置期間

大人の場合、症状が進行してから治療を開始するケースもあり、歯並びや噛み合わせの問題が複雑になっていることも少なくありません。そのため、治療内容が多岐にわたり、期間が長くなることもあります。

 

年齢による違いを理解することで、自分に合った矯正の時期や計画を立てやすくなります。特に、子どものうちから矯正を検討することで、より柔軟な治療が可能になるケースもあります。また、治療期間に関しては上記のことに踏まえ、さまざまな原因が影響するため、個人差が大きいということもあります。

 

3. 矯正期間が長くなってしまう要因とは

ワイヤー矯正の治療期間は、装置をつけている「治療期間」と、その後の「保定期間」の合計で構成されます。その長さには個人差があり、さまざまな要因によって前後します。では、どのような点が治療期間に影響を与えるのでしょうか。

 

①歯並びや噛み合わせの状態

治療前の歯並びの乱れが大きい場合、歯の移動に時間がかかる傾向があります。重度の不正咬合や顎の骨格に関わる問題があると、外科的処置を併用するケースもあり、その分治療期間が延びることもあります。
 当院では顎の骨格にかかわる外科的処置が必要な症例の場合は近隣の大学病院へ紹介とさせていただいております。

 

➁年齢と骨の状態

一般的に、大人は骨が成熟しているため、歯が動きにくく、子どもと比較して治療に時間がかかることがあります。ただし、個人差があります。
 ただし、成人になると歯が動かないということはなく、当院でも多くの成人の患者様がいらっしゃっております。ご年齢で矯正を諦める必要はなく、一度ご相談ください。

➂通院の頻度と装置の管理状況

ワイヤー矯正では、歯医者での定期的な装置調整が必要です。通院間隔が空きすぎたり、装置の破損が放置されたりすると、計画通りに治療が進みにくくなります。

④口腔内の衛生状態

むし歯や歯周病などのトラブルが起きると、矯正治療を一時中断しなければならないこともあります。治療期間を延ばさないためには、日常的な歯みがきや定期検診で、口腔内を清潔に保つことが大切です。

⑤生活習慣の見直し

装置に負担がかかる硬い食べ物や、爪を噛むなどの癖は、歯の動きを妨げる原因になります。治療をスムーズに進めるためにも、日常生活の中での配慮が重要です。

治療を予定通りに終えるためには、歯医者の指示を守り、適切なセルフケアと定期的な通院を継続することが求められます。

 

4. 名古屋市千種区吹上の歯医者「余語歯科 矯正歯科」の矯正歯科治療

名古屋市千種区吹上の歯医者「余語歯科 矯正歯科」では、子どもから大人まで幅広い世代に対応した矯正歯科治療を行っています。
矯正無料相談を実施しており、歯並びや噛み合わせに関するお悩みを気軽にご相談いただけます。
「本当に必要な矯正を誠実に」をコンセプトとして、治療中の負担を軽減しながら理想的な歯並びを目指す「フルパッシブ矯正」と、お子さんの成長段階に合わせた「小児矯正」に力を入れています。

 

《フルパッシブ矯正のポイント1》歯への負担を抑えた矯正システム

ワイヤーとブラケットの摩擦を極力減らす構造で、歯にかかる力がやさしく、痛みや違和感の軽減が期待できます。

 

《フルパッシブ矯正のポイント2》効率的な歯の移動

摩擦が少ないため、計画通りに歯を動かしやすく、治療期間の短縮や来院回数の減少につながる可能性があります。

 

《フルパッシブ矯正のポイント3》清掃性と快適性の向上

装置の構造上、食べかすや汚れが溜まりにくく、日常のお手入れもしやすいです。

 

《小児矯正のポイント1》適切な時期の見極めとアドバイス

3歳児検診や日常の中で歯並び・顎の成長に不安を感じたら、ご相談可能。適切な治療開始時期を丁寧にご案内します。

 

《小児矯正のポイント2》準備矯正(Ⅰ期治療)で顎の成長を活用

小学校低学年頃に行う治療で、顎の大きさや位置を整え、永久歯がきれいに並ぶためのスペースを確保します。本格矯正が必要になった場合に、可能な限りシンプルに矯正が行えるように適切な準備を行います。

 

《小児矯正のポイント3》本格矯正(Ⅱ期治療)で一生涯歯に困らない噛み合わせへ

永久歯が揃ったタイミングで、最終的な歯並びと噛み合わせを見定めます。治療が必要な患者さんにはⅠ期治療だけで終えるのではなく、適切な本格矯正を行いゴールまで寄り添う治療方針です。

 

余語歯科 矯正歯科は、患者さん一人ひとりの成長やライフステージに合わせたオーダーメイドの矯正治療を提供しています。 「できるだけ負担を減らし、効率的に、そしてきれいな歯並びと噛み合わせを長く保つ」ための工夫が詰まっています。 矯正治療を検討している方は、まずは無料相談でお口の状態をチェックし、最適な治療プランをご提案します。

▼矯正歯科治療の詳細はこちら
https://www.yogo-dc.com/adult/

 

まとめ

ワイヤー矯正にかかる期間は、歯を動かす「治療期間」と、その後の「保定期間」を合わせたものです。全体で3〜6年ほどかかるケースもありますが、歯並びの状態や年齢、治療計画によって治療期間には個人差があります。計画通りに治療を終えるためには、通院の継続や治療への積極的な協力、セルフケアの徹底、生活習慣の見直しが大切です。
歯列矯正に関するお悩みがある方は、名古屋市千種区吹上の歯医者「余語歯科 矯正歯科」までお問い合わせください。

 

 

監修 余語歯科 矯正歯科 院長 余語良章
2001年 千種小学校 卒
2004年 今池中学校 卒
2007年 東海高等学校 卒
2013年 東京医科歯科大学歯学部 卒
2014年 愛知学院大学歯学部附属病院研修医 修了
2014年 東京医科歯科大学部分床義歯補綴学分野 入局
2014年 高円寺オズ歯科室 勤務 補綴、歯周病を中心に一般歯科全般を学ぶ
2016年 クローヴァ歯科クリニック 勤務 小児歯科認定専門医のもと小児治療を学ぶ
2017年 アップル歯列矯正歯科 勤務 舌側矯正認定医のもと舌側矯正を中心に矯正を学ぶ
2019年 田村矯正歯科 常勤 矯正器具開発なども行う臨床指導医のもと矯正について詳細に学ぶ
2022年1月 余語歯科 勤務
2023年11月 余語歯科 矯正歯科 移転開業、院長就任

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